ワーキングホリデーとは

Anna

ワーキングホリデーとは

ワーキング・ホリデー制度は、二国間の協定に基づいて、最長1年間 異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために 付随的に就労することを認める特別な制度です。 本制度は、両国の青少年を長期にわたって相互に受け入れることによって広い 国際的視野をもった青少年を育成し、ひいては両国間の相互理解、友好関係を 促進することを目的としています。
観光ビザ、留学ビザ、あるいは就労ビザとは異なっています。国によってそれぞれ年齢制限があり、若い人向けの特別な渡航のためのものです。 また、ワーキング・ホリデービザは滞在資金を現地でのアルバイトで補うことが認められている点が、他のビザとは大きく違う特色です。また一定期間、語学学校に通うことも認められています。 各国ともビザの発給は一生に一度です。
ワーキングホリデーの制度は、若い人に海外での働きながらの長期滞在を与えてくれるすごく貴重な機会だと思います。通常海外で働きながら生活するというのは簡単にできるものではありません。一生に一度のビザを有効に利用したいですね。

ワーキングホリデーとキャリアについて

働いている方にはご存知のとおり、ワーキングホリデー=キャリアアップと考えるのは安易です。確かに英語が多少出来るようになるかもしれませんが、それだけで日本に帰ってきてキャリアアップして良い企業に就職できるとは考えにくいです。あえて言わなくても最近ではほとんどの人が、現実を分かっているので仕事を辞めるかどうかですごく悩むのだと思います
もちろん現在十分なキャリアがあって、それに英語が必要とされており英語力を磨くことによってさらにキャリアアップできると明確な道がある場合は別だと思います。また現在のキャリアに英語力をつけて海外で現在の仕事を活かせるインターンをやってみたいなど、キャリアというより海外でしかできない経験を得られるという道はたくさんあるような気がします。
私も周りの人に、ワーホリはキャリアアップにならないから辞めておけと言われましたが、学生時代の二度の短期留学は自分の人生の経験としてとても大きな成長やプラスになる部分がありましたので、やはりワーホリの素晴らしさを体験者から聞くと素直に賛成できます。キャリアだけで選べばマイナスでも、それ以外で多くのプラスを得られると私は考えていますので、出発を決めました。
しかし学生さんだったら1年休学して行ける経済的余裕があるのだったら、学生時代に行くことをおすすめします。一年留年していても就職には響きません。うちの会社にも浪人や留年している人がたくさん入っていますし、大学時代の周りの友人を見ても1年間の休学がマイナスになっている人はひとりもいません。(もしワーホリに行ったから就職できなかったという人がいたとすれば、それは別の問題があってワーホリのせいではないでしょう)
就職活動をほんの1年少し前に行った私の感想を言わせてもらうと、「就職活動は非常に厳しいです」人気企業や大企業に入るにはそれなりの大学であっても、やはり頑張らなければなりません。理系は推薦などあるので少しは楽ですが、文系の学生は100社くらいエントリーした人や何十社も面接に行った人は珍しくないと思います。そんなに苦労して就職するわけですから一度働くと、たった一年のワーキングホリデーで会社を辞めてしまうのは非常にもったいないです。それでも辞めるほど、将来の目標や他にやりたいことがあれば良いのですが、1年間海外で暮らしてみたい程度の目的なら、やはり就職前の方が良いと思います・・・。

ワーキングホリデー各国比較

現在日本とワーキングホリデーを行っているのは、オーストラリア(1980年12月1日開始)、ニュージーランド(1985年7月1日開始)、カナダ(1986年3月1日開始)、韓国(1999年4月1日開始)、フランス(1999年12月1日開始)、ドイツ(2000年12月 1日開始)、イギリス(2001年4月 16日開始)です。ただ国によって色々と条件が異なり、人数制限があり抽選で行くことが難しい国もあります。各国の比較をしてみますが、制度が変わったりしますので、最新の情報は必ず各国の大使館などで確認してください。

国名 オーストラリア ニュージーランド カナダ 韓国 フランス
ドイツ イギリス
年齢 18歳~30歳 18歳~25歳
人数 78,000人 5,000人 1,000人 400人 400人
ビザ
申請
随時 出発3ヶ月前(2004年は7月締切) 随時(定員になり次第締切、抽選及び審査) 出発3ヶ月をきってから 2月上旬(抽選)
語学
学校
3ヶ月まで 6ヶ月まで 制限なし
就労 1雇用主の元で3ヶ月間まで 1雇用主の元で3ヶ月間まで 制限なし 90日まで 制限なし