カナダワーホリで格安海外保険に入る方法をご案内します。ワーキングホリデーは保険加入が必須となりました。保険証書がないと入国出来ない場合がありますのでご注意ください。私自身、損害保険取扱資格を持っていて、仕事では保険代理店業もしていますので、お得な保険の入り方についてご案内しますね!
まずは海外に行った際の保険について説明します。みなさん日本では会社員であれば社会保険、自営やアルバイトの方は国民健康保険に加入していると思いますが、これらの日本の保険は海外では適用されませんので、海外留学保険、海外旅行保険と呼ばれるものに加入する必要があります。こちらは1年間でおよそ22万円くらいかかる保険会社が多いです。保険もワーホリの中では大きな予算を占めるものですので慎重に選びましょう。
便利でも、実は損しているパッケージ保険
さて保険は留学準備をしていると、留学エージェントや旅行会社などから勧められると思います。これらの会社は保険代理店となっていて、代理店が取り扱う保険の加入などの手続きをしてくれます。ほとんどがパンフレットに◯◯プランというように載っていて、死亡・後遺障害、治療救援、損害賠償、携行品、手荷物遅延など、金額が決まっていて、いくつか補償額別にパッケージになっているかと思います。選択肢は3つ程度ですので細かく内容に悩む必要がありませんし、補償もしっかりしていますよ!と勧められると、なんとなくそうかなって思いますよね^^;
でも、補償額をしっかり見てみてください。養う家族もいないのに、死亡保険が1千万も必要でしょうか。携行品(持ち物)は50万円の補償が必要なくらい高価なものを持っていくのでしょうか?知らないうちに、要らないものにまで保険料を払ってしまうのがパッケージ保険です。これらをバラでかけられる保険会社がありますので、節約したいならそちらがおすすめです。
どの補償が必要?
バラ掛けするといっても保険のことなんて分からない・・・。どれをいくらくらいかければいいの?と思いますよね。それぞれの項目と補償内容について簡単に説明しますね。一般的な説明になりますので、詳しくは各保険会社の約款を必ず読んで下さい。
- 死亡(傷害死亡、疾病死亡):死亡したときにおりるお金です。自分が死んで困るような養う家族がいない限り要らないでしょう。
- 傷害後遺障害:重い障害が残った時の保険です。1千万から3千万くらいからの選択となります。
- 治療・救援:これは重要!病気や怪我のとき。3千万以上、無制限でもいいくらいです。
- 損害賠償:誰かに怪我をさせたりした時におりる保険です。日本と違って裁判社会ですのでもし心配であれば入りましょう。
- 生活動産(携行品):手荷物の保険、自分の持ち物によって決めましょう。携行品は身に付けている持ち物のみ、生活動産は家の中で盗難などでも補償の対象となります。ワーホリの場合はシェアハウスにも住みますので、生活動産の保険がおすすめです。
- 手荷物遅延:預けた手荷物が紛失、遅れてしまった場合の保険です。
- 飛行機遅延:飛行機が遅れてしまった場合の保険です。
- 一時帰国費用:オプションの場合が多いです。
保険内容は、このようになっています。治療救援が一番重要です。カナダは日本のよう救急車が無料ではありませんし、医療費が高いです。ちょっと病院に行くだけで数万円、数日入院や盲腸などすると簡単な手術で100万とか取られます。何度か風邪などで病院に行った人でも150万くらいかかってました・・・。遭難などで救援ヘリを使うと数千万の費用がかかる場合もあります。ここは無制限を選んでおく方が安心でしょう。
これらの項目を自分の必要な補償金額を選んでカスタムすると、1年間の保険料は16万円くらいまで下がる方もいます!あとは保険は考え方になりますので、ご家族とも相談して決めてくださいね。
現地の保険が安いって聞いたけど・・・
他にカナダの保険会社が扱う現地留学生保険、ビジター保険というのがあります。語学学校や現地留学エージェントなどで取り扱っております。こちらは1年で7~8万円くらいとかなり安いです!ただ内容は異なっていて病気と怪我のときにしかおりません。それ以外の補償は一切ついておりませんので注意が必要です。特にカナダで盗難は頻繁です、多いのはパソコンとスマートフォンです。友人も街中やルームシェアで何人も盗まれています・・・。
盗難の他にも、損害賠償や手荷物、飛行機遅延・・・たくさんついています。何といっても治療救援も無制限!この辺りを考えると日本の保険と1年間の差は8万円です。日本の保険会社で入っても、1ヶ月あたり1万5千円程度です。日本の保険でも1ヶ月それ以上払ってますよね。社会人であれば4万くらい払ってるはずです。ここを節約していざというときに保険がおりないというのはどうなのでしょうか。また現地保険は当然ですが請求などの説明や書類も全て英語なので手間も大変です。どうしてもお金がという場合は仕方がないですが、本当に現地保険がお得なのかよく考えてください。
クレジットカードに無料の保険が付いているって聞いたけど・・・
これもどのカード会社も長くて3ヶ月までの保険です。またカードの保険が切れてから日本の保険に加入は現在どこの会社でもできません。よって、長期滞在するようなワーホリのような場合は使えませんので注意が必要です。ただ上の現地保険の場合は切れた日からも加入できます。その場合は入国のためにクレジットカード会社に保険証書を発行してもらい、現地保険も必ず日本で滞在期間中入りましょう。
結局何で選ぶ?
保険料からいくと、おすすめはバラがけができる保険ですが、あとは保険会社の格付けや知名度もあると思います。何しろいくら格安保険に入ったところで、保険会社がつぶれてしまったり、きちんと保険料が支払われなかったりしたら意味がありません・・・。この辺りは個人によって、自分は費用重視!信頼重視!など判断基準が違うと思いますので、色々比較して総合的に判断するのがいいかと思います。
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※ご注意:このページは個人の体験談を元にまとめられたもので、保険会社のご案内ではございません。保険のルールや法律は変わることもございます。必ず保険会社等へご確認の上ご加入ください。