語学留学で就職は有利になる?
語学留学で就職は有利になる??留学すると決めたものの、帰国後の就職については多くの方が不安を抱えているのではないでしょうか。
社会人留学ならなおさらですが、大学生でも休学した場合など、『就職活動で留学はどの程度使えるのか?』というのは気になる点だと思います。TOEICなど英語に関する資格であれば履歴書に記載することができますが、今回は英語力は関係なく留学期間を経歴として使えるのはどのくらい留学した場合なのか、ということです。
履歴書の何欄に、どう書くのか?
まず、純粋に『留学経験を履歴書に書いても良いのか?』という点についてですが、一般的には履歴書に書くなら1年以上の留学と言われています。
また、学歴欄に記載する場合は、語学学校ではなく専門学校や大学で学んだこと、卒業したことなどが望ましいとされています。語学留学の場合は、語学や資格の欄、自己PR欄に書くことが通例です。
・専門学校・大学留学の場合
学歴欄に留学期間、渡航先の国名、留学先の学校名、学科名などを記載します。アルファベット表記でも、日本語でカタカナ表記でも良いとされています。
・語学留学した場合
語学留学は海外で学位を取るわけではないので、学歴欄ではなく語学または資格として記載します。特に大学の語学コースに留学した場合、大学名を学歴欄に記載すると勘違いされることがありますので、気をつけてください。
留学したという事実だけではアピールにならない!
大学生の長期休暇を利用した短期留学や、3ヶ月程度の語学留学の場合、履歴書には書かないことがほとんどです。私も半年の語学留学について学歴として記載したことはありませんが、面接や自己PRでは留学中のエピソードをよく話していました。当時はまだ今より留学やワーホリに行った人が少なかったので、印象に残りやすかったのかもしれませんが、興味を持ってくれる面接官は多かったように思います。
国際化が進む中、以前に比べ留学は珍しいことではなくなっています。『留学経験』だけなら、多くの人が持っていますし、英語力もTOEICのスコアなど留学していなくても持っていて当然のような時代です。『留学していた』という事実や、『英会話ができる、英語の資格がある』というだけでは、アピールになり辛いと言えます。
採用の担当している友人も、「『留学した、英語が使える』だけではねぇ」というようなことを言っていました。留学でも何でも、経験したことで何を得たかが大切だということです。どうして留学をしようと思ったのか、目的を持って留学したか、留学で何を感じ、何を学んだかを具体的に説明できるようにしておくと良いそうです。
語学以外の経験もアピールすることが大切
留学で学ぶことは何も英語・語学だけではありません。文化の違いを目の当たりにし、自分を見直す機会になったり、価値観を変えてしまうような出来事に遭遇することは多々あります。そういったエピソードから、自分が何を学んだかをきちんと説明することができれば、語学力以上に面接官に印象を与え、評価に繋がるはずです。
加えて、英会話ができる、自分の意見を言える、などは留学で得られる強みの1つではありますが、日本での社会経験や日本の常識・マナーなどを気にかける大手企業は未だに多いようです。日本の企業に就職する以上、お客様や取引先が日本人です。日本語で敬語がきちんと使える、言葉使いや服装などに日本人はとても厳しいので、その辺りをきちんとできる人でないと、やはり難しいということです。
海外の大学を卒業した学生や帰国子女の就職が難しいと言われることもありますが、海外と日本の文化や社会常識が違うからかもしれません。つまり、英語力はプラスαのアピールポイントであって、それだけでアピールになるというわけではないということです。
私自身、ワーホリ後は就職をかなり心配していたので、悩まれる方の気持ちはよくわかります。私は、幸い海外と取引のある会社に再就職することができましたが、当時は英検しか持っていなかったので、英語力自体はあまり評価されてというわけではないと思っています。
ただ、ワーホリで働いたイベント会社にて、多国籍なスタッフとともに、多国籍なお客様を相手にしたイベントなどにもたくさん携わることができたので、その経験で感じたことや得たものを自己PRでよく使っていたと思います。
履歴書に書くことができる資格や学歴だけが就活の成功につながるわけではありません。留学で自分自身が得たかけがえのない体験や成長は、語学以外にもみなさんそれぞれあると思います。
語学留学で就職が有利になるかどうかは、それらをきちんと伝えられるかどうか、ではないでしょうか。
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